2024.08.08
with a camera in Hirata Village 3-3
「ぶらカメ」平田村篇3巡目その3です。
その1「ワンちゃん猫ちゃんに囲まれて 畑を耕す理由&クリーニング店にて」は、こちらをクリック。
その2 「仲良しご夫婦の第2の人生 音楽にゴルフに…」は、こちらをクリック。
その1「ワンちゃん猫ちゃんに囲まれて 畑を耕す理由&クリーニング店にて」は、こちらをクリック。
その2 「仲良しご夫婦の第2の人生 音楽にゴルフに…」は、こちらをクリック。
元豆腐店の奥様から、音楽仲間でアトリエを持つという方を勧められ、お宅に行ってみました。ご自宅に隣接してアトリエがあるのですが、そのアトリエに入ってびっくり。
写真前列左の方が、アトリエを持っている方だと言う。 |
アトリエの中は、素敵な作品がいっぱい。 |
羊毛フェルトの作品がずらりと並びます。
羊毛フェルトの作品がずらり。 |
小品も、立体的で温かみがある。 |
しかも額縁に収めると、トリックアート的な立体感が生まれます(実際に飛び出しているのですが)。
額縁からはみ出すように作られている。 |
下から見ると、この立体感。 |
「フェルトは立体感があるので、わざと額縁からはみ出したり飛び出したりしてみようかなと思って…。」
背景の色との違いも相まって、余計に猫が浮き出て見える。 |
猫の毛の表面も、細かい装飾が施されている。 |
フェルト絵画の土台は、麻布です。
「これが一番安価で作りやすいんです。」
「これが一番安価で作りやすいんです。」
これは土台の麻布をデザインとして見せているもの。 |
麻布ともふもふ感の違いも良い。後ろの作品は背景も羊毛フェルトを施してある。 |
フェルトは修正が利くのも、利点の一つと話します。
「境界程度でしたらあとからちくちくすれば変えられますし、いざとなったら抜く事もできますので。」
「境界程度でしたらあとからちくちくすれば変えられますし、いざとなったら抜く事もできますので。」
リスがじゃれあっている。 |
こんなに立体的。 |
実際の動物を描写したものから、想像の世界で描いたものもあります。
「これは菜の花畑に猫の家族が集まって、月を見ている様子です。」
光の流れ方や菜の花畑の風に波打つ感じなど、ゴッホのような印象派的な作風にも見えます。
「これは菜の花畑に猫の家族が集まって、月を見ている様子です。」
光の流れ方や菜の花畑の風に波打つ感じなど、ゴッホのような印象派的な作風にも見えます。
こちらは想像の世界を絵にしたもの。 |
印象派の作品チックな”タッチ”を感じる。 |
更には人形タイプの立体作品も作りますが、この作品で目の表現に開眼したと言います。
「目で違ってくるんです。目に光を入れてから雰囲気ががらっと変わるようになりました。」
何だか宮沢賢治の作品に出て来る動物達のようです。
「目で違ってくるんです。目に光を入れてから雰囲気ががらっと変わるようになりました。」
何だか宮沢賢治の作品に出て来る動物達のようです。
目の表現の重要性に気付いた時の作品。 |
目の輝きで、全く違う表情になると言う。 |
そして、ついにこんなに超リアルな作品も!………
ここまでリアルに⁉ |
まるで生きているよう… |
…っていうのは冗談、アトリエでの飼い猫ちゃんでした。
因みにその隣の写真は、お孫さんの描いてくれた猫ちゃんです。
因みにその隣の写真は、お孫さんの描いてくれた猫ちゃんです。
なんて、本物の猫ちゃんでした。 |
こちらはお孫さんが描いた猫ちゃん。 |
話を戻して…
タペストリーのような大作もあります。
タペストリーのような大作もあります。
天井の高さまであるタペストリーも。 |
猫の自由さがよく表れている。 |
頼まれたものでなく自分で自由に作る分には、小さい作品なら10日から2週間位で作ってしまうそうですが、今はフェルトも小休止。
「別の事に興味が行っちゃって…。」
その別の事とは?
「音楽と日本画です。」
「別の事に興味が行っちゃって…。」
その別の事とは?
「音楽と日本画です。」
伸び? それともジャンプ前? |
なかなか神経が太そうな猫ちゃんも。 |
そうでした、こちらの方、アマチュアバンド「麦わらぼうし」のメンバーでした。いまはキーボードが弾けるようになりたいそうで、
「譜面が読めないものですから、こうして…。」
その2でご紹介いただいた奥様以上に、鍵盤の書き込みがびっしり。でもこれで弾けるのだから、素晴らしい事です。
「譜面が読めないものですから、こうして…。」
その2でご紹介いただいた奥様以上に、鍵盤の書き込みがびっしり。でもこれで弾けるのだから、素晴らしい事です。
キーボードも練習中。 |
鍵盤に音階を書くのは、平田村では普通なのだろうか。 |
日本画はフェルトの作品を作っていて、自分の表現方法を増やしたいと始めたそう。
因みにその日本画が立て掛けてある後ろの家具は…
因みにその日本画が立て掛けてある後ろの家具は…
ご本人としてはまだ作品の域まで達していないそう。 |
それで箪笥の前に無造作に置いてある。 |
「代々伝わったものなんですが、アトリエに置いたら『違う! この色じゃない』と思って、塗ってしまったのです。」
200年位は使っていたものだそうですが、絵の道具をしまう家具として、そしてアトリエの一部として、縁を黄色に、また扉もなかなかなデザインです。
200年位は使っていたものだそうですが、絵の道具をしまう家具として、そしてアトリエの一部として、縁を黄色に、また扉もなかなかなデザインです。
年代物の家具も、縁は鮮やかなレモンイエローに。中は道具がしまってある。 |
すっかりアトリエに馴染む色に。 |
さて個人の趣味としては小休止しているフェルト絵画ですが、オーダーがあれば今でも作ってもらえるとの事。
「亡くなった猫ちゃんなどの写真を持ってきて、作って下さいという方もいらっしゃいます。そんな方の悲しさを少しでも和らげる事が出来たら良いなと思って。」
「亡くなった猫ちゃんなどの写真を持ってきて、作って下さいという方もいらっしゃいます。そんな方の悲しさを少しでも和らげる事が出来たら良いなと思って。」
兎のピンクの耳が、刺し色のように綺麗だ。 |
こちらは落ち着いた感じの中に存在感がある。 |
こちらは飼い犬のももちゃん。
「まだ小さい頃の写真です。」
では今は…
「いますよ。」
失礼しました!
「まだ小さい頃の写真です。」
では今は…
「いますよ。」
失礼しました!
ももちゃんの写真と、絵。 |
目が何かを訴えているかのよう。 |
「雷雨の時に家の中に一時的に入れたらそれが気に行っちゃって、夜は家にあがるよう座敷犬になっちゃいました…。」
それでも可愛くて仕方ない様子でした。
それでも可愛くて仕方ない様子でした。
日陰を作ってもらって、酷暑をしのぐももちゃん。 |
知らない人(=私)に、何度も吠えるももちゃん。 |
「アトリエ ねこのしっぽ」は、女性がいらっしゃる時であれば見学可能です。またフェルト作品オーダー希望の方は、時間はかかるようですが受け付けるとの事です(つづく)。
作品一つ一つの趣が違って、見ていて飽きない。 |
ペットを飼えない御宅にも、良いかも。 |
お勧めの和菓子お勧めの和菓子を尋ねると、
「よしださんが店を閉めちゃったので、いま和菓子屋さんをやっている人は村内にいないんじゃないかしら。」
あら!大変。でも元豆腐店の奥様からは、柏餅が道の駅にあると聞いたのですが…。
「確かに。でも人気で、お昼過ぎると売り切れちゃうらしいですよ。」
何と!! いまは11時半を回ったところ、早速道の駅に向かいます。
有難う御座いました。
その4「村に和菓子店はなくとも 村で作られた和菓子はあった! 絶品柏餅」は、こちらをクリック。
「よしださんが店を閉めちゃったので、いま和菓子屋さんをやっている人は村内にいないんじゃないかしら。」
あら!大変。でも元豆腐店の奥様からは、柏餅が道の駅にあると聞いたのですが…。
「確かに。でも人気で、お昼過ぎると売り切れちゃうらしいですよ。」
何と!! いまは11時半を回ったところ、早速道の駅に向かいます。
有難う御座いました。
その4「村に和菓子店はなくとも 村で作られた和菓子はあった! 絶品柏餅」は、こちらをクリック。
村内に和菓子店は無くなったらしい⁉ |
道の駅に辛うじて… |
全文を読む