2024.09.19
with a camera in Mishima Town 3-4
「ぶらカメ」三島町篇、3巡目その4です。
お祭りは続いていますが、朝声を掛けて下さった女性(2人のお子さんが笛担当の、お母様)が働く、「のんびり館」へ行ってみました。
のんびり館は大火のあった昭和17(1942)年に建てられた旅館をほぼそのまま再利用した旅館です。
お祭りは続いていますが、朝声を掛けて下さった女性(2人のお子さんが笛担当の、お母様)が働く、「のんびり館」へ行ってみました。
のんびり館は大火のあった昭和17(1942)年に建てられた旅館をほぼそのまま再利用した旅館です。
「奥会津のんびり館」は町中、県道237号沿いにある。 |
昔ながらの旅館の佇まいを残す。 |
唯一リノベーションして大幅に変わったのは、こちらの“食堂”。
若女将はこちらで、祭り参加者のお昼のおにぎりを準備中。奥の厨房では大女将が料理を作っています。
若女将はこちらで、祭り参加者のお昼のおにぎりを準備中。奥の厨房では大女将が料理を作っています。
”食堂”では、誘って下さった女性とお孫さん(笛を吹く息子さんのお子さん)、 |
そしてお母様が、祭り参加者を迎える準備中。 |
若女将はここ三島町が大好きですが、若い人が就職先が限られていてなかなか帰って来られないのを残念がっています。
お孫さんもしっかりお手伝い。 |
おにぎりを握る手をとめず、町の話をして下さる。 |
一方で移住する人もいる位、三島町は良い所だと話します。
「移住する人は三島の自然、人の温かさに惹かれて越してくるんです。隣近所は皆のおじいちゃん・おばあちゃん状態ですもの。」
「移住する人は三島の自然、人の温かさに惹かれて越してくるんです。隣近所は皆のおじいちゃん・おばあちゃん状態ですもの。」
移住する人がいるのも、三島に魅力があるから。 |
この方も、移住すれば近所のおじいちゃん的存在に。 |
そんな三島町や町の魅力の知名度が低いのも、問題と話します。
「うちの娘世代の子の話なんですが、町外の高校に進むと『三島ってどこ?』と言われるそうです。面倒くさいので『柳津(やないづ)と金山(かねやま)の間』と答えるらしいんです。特産の山ブドウの蔓の工芸品の話をしても、今の若い人からは『山ブドウって何?』とって言われてしまうそうです。」
「うちの娘世代の子の話なんですが、町外の高校に進むと『三島ってどこ?』と言われるそうです。面倒くさいので『柳津(やないづ)と金山(かねやま)の間』と答えるらしいんです。特産の山ブドウの蔓の工芸品の話をしても、今の若い人からは『山ブドウって何?』とって言われてしまうそうです。」
町の人皆で、子ども達を育てている感じだ。 |
町の魅力が、町外の人に伝わっていないのか課題の一つと話す。熱いぜ! |
そんな話を伺っている奥から、会津の冠婚葬祭には欠かせない郷土料理「こづゆ」が出てきました。いろんな野菜を煮込み、干し貝柱で出汁をとった具沢山すまし汁といったところですが、“こ”づゆという位で、平たい小さなお椀でたくさんおかわりしてもらうものなのですが…
「きょうはお祭りだから…。」
良い味が出ていて、染みます。
「きょうはお祭りだから…。」
良い味が出ていて、染みます。
大女将の気遣いで… |
こづゆを頂く(ほかにも色々頂戴しました)。こちらでは、きくらげが入っている。 |
そうこうしている内に、お昼休憩に祭りの参加者がやってきました。残暑厳しい中、皆さんお疲れ様です。
祭りの参加者が、こちらで一休み。 |
どんどん席が埋まっていく。 |
大女将も最終盤とばかりに、炒め物の真っ最中。
最後の追い込みだ。 |
炒め物も美味しそう♪ |
子どもはジュースで水分補給も忘れずに、大人は“一期生”とその生みの親も揃ったようです。
コーラやジュースなど、子どもの好きな飲み物も揃う。 |
”一期生”ら重鎮も着座。 |
大人はこの暑さに勝てず、早速乾杯。子ども達もおにぎりやから揚げなどを頬張ります。
大人は琥珀色の飲み物で乾杯。 |
子ども達はエネルギー補充。 |
お味は…間違いないですね。テーブルにたくさんあった食事もどんどん無くなっていきます。
料理を手に、「グー」のサイン。 |
食が進む進む…。 |
きょうはたまたまですが、三島町の歴史と伝統に触れる事が出来、またこうやって町民が絆を深めていく様を見させていただき、とても心がほっこりしました。午後も祭りは続くようですが、熱中症にお気をつけて! 有難う御座いました。
こういう食事や直会も、祭りの魅力の一つ。 |
取材へのご協力、有難う御座いました。 |
ところで今年からご当地和菓子もご紹介しているのですが、和菓子屋さんはありますか?
「郷土料理では、練り上げた味噌を紫蘇で巻いて揚げた『みそのかくれんぼ』がありますが、地元の和菓子は無いですよ。」
和菓子が欲しい町民は、隣の柳津町や金山町等に行くのだそう。
また中秋の名月がロケの3日後ですが、月見団子は自分の家で作る人が多く、こちらでは野球ボール位の大きさの団子を15個作って積む伝統もあるそう。それはそれで見てみたかったです。
「郷土料理では、練り上げた味噌を紫蘇で巻いて揚げた『みそのかくれんぼ』がありますが、地元の和菓子は無いですよ。」
和菓子が欲しい町民は、隣の柳津町や金山町等に行くのだそう。
また中秋の名月がロケの3日後ですが、月見団子は自分の家で作る人が多く、こちらでは野球ボール位の大きさの団子を15個作って積む伝統もあるそう。それはそれで見てみたかったです。
三島町産の和菓子(の店舗)は無いらしい。 |
困った時の道の駅。 |
困った時は、道の駅です。『道の駅尾瀬街道みしま宿』で、和菓子を探します。
みそのかくれんぼはありました。食べてみましたが、ぱりっと揚がった紫蘇の食感と香りに、あまじょっぱい味噌が合って…ご飯が何杯もかきこめそうですし、酒の肴にも良さそうです。
あった! 「玄米団子」!!……柳津町産か。
みそのかくれんぼはありました。食べてみましたが、ぱりっと揚がった紫蘇の食感と香りに、あまじょっぱい味噌が合って…ご飯が何杯もかきこめそうですし、酒の肴にも良さそうです。
あった! 「玄米団子」!!……柳津町産か。
三島町の郷土食「みそのかくれんぼ」。 |
玄米団子!!(但し柳津町産) |
赤かぼちゃの…パイだと洋菓子だなぁ(しかも金山町産だ)。凍み餅は⁉……柳津町産。
という事で、今回三島町の和菓子は無し~~~orz
という事で、今回三島町の和菓子は無し~~~orz
赤かぼちゃは、金山町の名産だ(但し三島町でも、赤かぼちゃ自体は育てている)。 |
凍み餅も…町外産。残念! |
三島町らしさを感じさせるのは、三島町の名産「桐」の炭を使ったこの「桐炭ソフトクリーム」だけ。
食べたらミルクは濃厚、桐炭はチョコ味で、濃厚なミルクとよく合います。和菓子大好きおじさん、初の挫折回でした(;_;) でも美味しかった♪
食べたらミルクは濃厚、桐炭はチョコ味で、濃厚なミルクとよく合います。和菓子大好きおじさん、初の挫折回でした(;_;) でも美味しかった♪
三島らしさを感じるスイーツ、桐炭を使ったソフトクリーム。 |
炭が少し茶色みを帯びているのは、チョコのせいだろう。美味し!(350円) |
次回はこの週末に、喜多方市出身の俳優・児玉磨利さんが磐梯町(ばんだいまち)にお邪魔します。どうぞ宜しくお願い致します。
全文を読む