2024.08.22
with a camera in Inawashiro Town 3-4
(「ぶらカメ」猪苗代町篇3巡目その3の続きです。)
地元の方の勧める店、猪苗代町の『日乃出屋』にご当地の美味しい和菓子を探しに行った私たち。夏休み中という事もあり、お店の手伝いもする末娘さんお勧めの商品を尋ねると、
「天ぷらまんじゅうも良いのですが、水ようかんも美味しいです。さっぱりして夏にぴったりだと思うので、1つ買って行ってもらえると…。」
商売上手!
地元の方の勧める店、猪苗代町の『日乃出屋』にご当地の美味しい和菓子を探しに行った私たち。夏休み中という事もあり、お店の手伝いもする末娘さんお勧めの商品を尋ねると、
「天ぷらまんじゅうも良いのですが、水ようかんも美味しいです。さっぱりして夏にぴったりだと思うので、1つ買って行ってもらえると…。」
商売上手!
看板娘にお勧めを伺うと、水ようかん。 | 「1つ買っていってもらえれば…。」ご両親が言いにくい事を話してくれた。 |
ではご主人お勧めの、この時期(7・8月)限定バナナ入り天ぷらまんじゅう「バナ天マン」と、末娘さんお勧めの水ようかんを頂く事にします。
看板娘に”バナ天マン”を持ってもらう。 | パッケージもかわいい。 |
まずは「バナ天マン」から。割ってみると、しっかり輪切りのバナナがあんの中に入っています。
食べると、まずバナナの香りがします。そしてそのバナナがとろっとろなんです。しかもあんこの甘さとバナナの甘さがはっきり違う事も舌の上で分かります。その違う2つの甘さが口の中で溶け合って、ご主人の「あんことバナナは合うはず」という発想に間違いはありませんでした。
食べると、まずバナナの香りがします。そしてそのバナナがとろっとろなんです。しかもあんこの甘さとバナナの甘さがはっきり違う事も舌の上で分かります。その違う2つの甘さが口の中で溶け合って、ご主人の「あんことバナナは合うはず」という発想に間違いはありませんでした。
からっと揚がった衣に包まれた、天ぷらまんじゅう。 | あんこの中に、輪切りのバナナが! |
なお末娘さん曰く
「外の衣もこだわっていて、粉の配合を工夫しているんです。」
確かにさくっと揚がっていて、揚げてあるのに重たくないんです。
「外の衣もこだわっていて、粉の配合を工夫しているんです。」
確かにさくっと揚がっていて、揚げてあるのに重たくないんです。
更にセールスポイントをおしてくる看板娘。 | 揚げ物特有の重さを感じない衣。 |
続いて末娘さんお勧めの水ようかんに行きます。
「蓋についているへらで、好きな大きさに切って召し上がってください。」
「蓋についているへらで、好きな大きさに切って召し上がってください。」
冷蔵室には、冷えた水ようかんが。 | 奥様が水ようかんを持ってきてくださった。 |
蓋を開けると板状の水ようかんが、箱いっぱいに入っています。へらで切ってすくって頂きます。
確かに末娘さんお勧めのように、さっぱりとした甘さで何より口解けがものすごく良いのです。滑らかに解けるように口に広がる様は、淡雪のよう。すると末娘さん、
確かに末娘さんお勧めのように、さっぱりとした甘さで何より口解けがものすごく良いのです。滑らかに解けるように口に広がる様は、淡雪のよう。すると末娘さん、
近くの達沢不動滝をあしらった、涼やかなデザイン。蓋にへら付き。 | へらで好きな大きさに切って食す。 |
「和三盆を使っているので、普通の砂糖より甘さが柔らかいんです。」
それで上品な甘さなんですね。更にご主人が
「あんこを濾すざるの目の細かさがメッシュ80なんです。普通の店は60(数値が上がるほど目が細かい)が多いと思うんですが、うちが80にしている分目を抜けない小豆がざるに残るので、軽い味わいになるんだと思います。」
それで上品な甘さなんですね。更にご主人が
「あんこを濾すざるの目の細かさがメッシュ80なんです。普通の店は60(数値が上がるほど目が細かい)が多いと思うんですが、うちが80にしている分目を抜けない小豆がざるに残るので、軽い味わいになるんだと思います。」
看板娘は、セールスポイントである和三盆使用を付け加える事も忘れない。 | あんこを漉す目の細かさが、味わい・舌触りを生み出す。 |
それにしても末娘さん、さすがお店の商品の特徴をよく分かっていて、勧め上手です。聞けばプレゼン能力を学校で褒められ、文化祭でも発表する機会を得たそう。奥様曰く
どの目の細かさが良いか、試行錯誤したと言う。 | 看板娘の言葉がきっかけで、ざるも見る事が出来た。 |
「この子は私たちが仕事で忙しくて帰るのが遅くなるので、何かしら(夕食を)作ってくれているんですよ。」
なんて親思いなのでしょう。因みに得意科目は
「手先を使うのが好きなので美術、5教科なら理科が得意です。」
将来の夢はまだ決まっていないようですが、トーク力も含め“店の看板娘”にもってこいなお嬢さんでした。
なんて親思いなのでしょう。因みに得意科目は
「手先を使うのが好きなので美術、5教科なら理科が得意です。」
将来の夢はまだ決まっていないようですが、トーク力も含め“店の看板娘”にもってこいなお嬢さんでした。
時間があれば、夕食作りのお手伝いもする娘さん。 | リケジョの一面も持つ娘さん、将来が楽しみだ。 |
そんな取材中も、お客さんはひっきりなしに訪れます。
こちらのお二人も温泉巡りが好きで、日帰りで中ノ沢温泉に入って、天ぷらまんじゅうを買いに寄ったそうで、
「温泉が良くて、汗がひかなくて…。」
こちらのお二人も温泉巡りが好きで、日帰りで中ノ沢温泉に入って、天ぷらまんじゅうを買いに寄ったそうで、
「温泉が良くて、汗がひかなくて…。」
ここの天ぷらまんじゅうは初めて食べるそう。 | 温泉も、天ぷらまんじゅうも、良い旅の思い出に…。 |
確かに、ここの中ノ沢温泉を楽しんで、帰りに温泉まんじゅうならぬ天ぷらまんじゅうや、末娘さんお勧めの水ようかんを楽しむのも良いかも知れません。
因みにポップにあるように、『日乃出屋』はあんこを一から作る自家製あんです。
因みにポップにあるように、『日乃出屋』はあんこを一から作る自家製あんです。
実は日乃出屋のあんこは、自家製! | お父さん(あんこの魔術師)の顔を、末娘さんがイラストに。 |
また天ぷらまんじゅうは、揚げたてを出してくれますよ。
『日乃出屋』は県道24号(通称「母成(ぼなり)グリーンライン」)沿いにあります。営業は10時~午後4時半で不定休ですので、問い合わせてから訪ねた方が良さそうです。
(つづく)
『日乃出屋』は県道24号(通称「母成(ぼなり)グリーンライン」)沿いにあります。営業は10時~午後4時半で不定休ですので、問い合わせてから訪ねた方が良さそうです。
(つづく)
末娘さんのトークが、無茶苦茶良かった! | 中ノ沢温泉街の”目抜き通り”(県道24号)沿いにある。 |
2人でいるのが楽しくてたまらない様子。 | あら、その薬指のそれは……♪ |
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