2024.06.27
with a camera in Minamiaizu Town 3-2
会津田島祇園祭で使われる大屋台の組み立て・完成まで時間があるので、南会津町に入って間もなくの所で見て気になっていた案山子を撮影しに行きます。
その畑の大きい道路側にだけ、そのかかしは立っています。
その畑の大きい道路側にだけ、そのかかしは立っています。
南会津町で見かけた、畑の案山子。 |
見てくれといわんばかりに、左に見える大きな道路ぞいにだけ立つ。 |
学校の体操着でしょうか、をはいている案山子、更にはテーブルを挟んでくつろいじゃっている男女の案山子(男性の方はサッカー日本代表のデザイン)、
体操着のオレンジがビビッドな案山子(畑の外から撮影しています)。 |
夫婦?がテーブルを囲む。奥様がおしるこを飲んでいるのが好き♪ |
その隣には畑に背を向けている案山子など、なかなか一体一体個性があって、面白い畑です。
すると畑の向こうに人影が。これはもしかして畑の持ち主&案山子の制作者か⁉
すると畑の向こうに人影が。これはもしかして畑の持ち主&案山子の制作者か⁉
夫婦の隣には、畑に背を向けポーズをとるエプロン姿の案山子。 |
ちゃんと顔も描いてある。可愛い。 |
話を伺うと、
「ここはうちの畑じゃないの。写真を撮っている人がいるなと思って見に来たの。」
ご近所さんでした。
「ここはうちの畑じゃないの。写真を撮っている人がいるなと思って見に来たの。」
ご近所さんでした。
「私じゃないのよ。」ご近所さんでした。 |
こういう写真を撮っていたのは、私です。 |
「面白いわよね。去年よりも案山子は増えたの。去年はテーブルには一体しか案山子がいなかったの。今年は今までで一番多いんじゃないかしら。」
夫婦の案山子も良く見ると… |
目深にかぶった帽子の奥に、愛らしい表情が。(許可を得て撮影しています) |
ではこの案山子の制作者をご存じか尋ねると、
「ええ。〇〇さんって方で、ご夫婦で畑の面倒を見ているの。案山子を作ったのはご主人。大工さんをしているわ。」
家の場所もご存じで、それほど遠くない所にお住いのよう。貴重な情報を有難う御座います。
「ええ。〇〇さんって方で、ご夫婦で畑の面倒を見ているの。案山子を作ったのはご主人。大工さんをしているわ。」
家の場所もご存じで、それほど遠くない所にお住いのよう。貴重な情報を有難う御座います。
畑の持ち主が、この案山子を作ったらしい。 |
「会津若松からも見に来た人がいたわ。」と話すご近所さん。 |
では案山子の制作者の家へ行ってみます。
呼び鈴を押しても、反応はありません。お出かけ中でしょうか。念のため
「ごめんください!」
と声を掛けると、
「はい⁉」
と外から声が。庭いじりをしている最中の奥様が対応してくださいました。
呼び鈴を押しても、反応はありません。お出かけ中でしょうか。念のため
「ごめんください!」
と声を掛けると、
「はい⁉」
と外から声が。庭いじりをしている最中の奥様が対応してくださいました。
家には奥様が。 |
奥さんも、案山子作りに関わっていた! |
案山子の件を伺うと、
「ああ、あれは主人が土台を作って、私が服を着せたんです。」
「ああ、あれは主人が土台を作って、私が服を着せたんです。」
この案山子のファッションは、奥さんのセンスだった。 |
黒マスクという事は、若い人(案山子)か。 |
そういえば体操着を着ていた案山子がいましたが…
「あれは、うちの孫の。小学1~2年の頃の体操着で、もう着られなくなったので案山子に使ったんです。」
それにしてもなかなか個性のある案山子ですが…。
「あの案山子を面白いと思って、『これを着せて下さい』って古着を持ってきてくださる方もいるんです。中には着物を持ってきて下さった方もいました。」
「あれは、うちの孫の。小学1~2年の頃の体操着で、もう着られなくなったので案山子に使ったんです。」
それにしてもなかなか個性のある案山子ですが…。
「あの案山子を面白いと思って、『これを着せて下さい』って古着を持ってきてくださる方もいるんです。中には着物を持ってきて下さった方もいました。」
オレンジの体操着は、お孫さんの”おふる”。 |
今や、案山子に着せる服を提供する方もいるそう。 |
提供者の協力もあって、あの個性的な案山子が出来上がっているんですね。それにしてもあの案山子、道路側ばかりに立っていますが、案山子としての役目は果たしているのでしょうか。
「元々は猿を追い払う為に立てたんです。でも最近、周囲の丈の高い草木が刈られてから、猿は出なくなったみたいです。」
「元々は猿を追い払う為に立てたんです。でも最近、周囲の丈の高い草木が刈られてから、猿は出なくなったみたいです。」
元は猿の食害を減らす為に立てたもの。 |
大きな道路のそばなので、目を引く。 |
因みにああいうファッショナブルな案山子にしたのは…
「道路から見て面白いかな、と思って…。顔も私が描いているんですよ。」
目をつぶっていたり、円らな瞳だったり、表情も面白い案山子です。そんな案山子の土台を作ったご主人は今どこに?
「出掛けちゃっているんです。現場は(栃木県の)那須なんです。」
大工のお仕事があったようで、町内なら現場に行ってみたいなと思ったのですが、無理ですね。残念。
「道路から見て面白いかな、と思って…。顔も私が描いているんですよ。」
目をつぶっていたり、円らな瞳だったり、表情も面白い案山子です。そんな案山子の土台を作ったご主人は今どこに?
「出掛けちゃっているんです。現場は(栃木県の)那須なんです。」
大工のお仕事があったようで、町内なら現場に行ってみたいなと思ったのですが、無理ですね。残念。
マジックペンを持つ仕草を見せる奥さん。 |
目をつぶる案山子。見張れるのかなぁ? |
ところでご自宅周りには薪がいっぱい。
「薪ストーブを使っているんです。家全体が暖かくなって、朝起きてもそんなに寒くないんですよ。」
さすがの薪の火力です。でも薪には何か書き込まれているようですが…。
「薪ストーブを使っているんです。家全体が暖かくなって、朝起きてもそんなに寒くないんですよ。」
さすがの薪の火力です。でも薪には何か書き込まれているようですが…。
たくさん積まれた薪。 |
よく見ると、何かが書き込まれているような…。 |
「うちの孫たちがいたずら書きをしているんです。」
お孫さんが遊びに来た時に、薪に名前や絵を描いています。
お孫さんが遊びに来た時に、薪に名前や絵を描いています。
お孫さんが、名前や絵を描いていった。指さすのは、ドラ〇〇〇? |
絵はなかなか可愛らしい。 |
「これは私らしいんですが、皺までちゃんと描いて、もう…。」
と半分苦笑い。
スタッフが
「徳光さんも書かせてもらったら?」
と言うと、奥様も
「どうぞどうぞ。」
と半分苦笑い。
スタッフが
「徳光さんも書かせてもらったら?」
と言うと、奥様も
「どうぞどうぞ。」
奥さんのことを、お孫さんが描いたそう。 |
「皺まで描くんだから…」と話す。 |
とご好意で言って下さったので、恥ずかしながらサインを書かせて頂きました。ここの薪は今年1年は乾燥させる薪だそうで、暫くはご家族ご親戚の目にとまるようです。お孫さんは現在別の市町村にお住まいとの事で、今度おばあちゃん家に遊びに行ったら、見てみて下さいね。
ご好意で、私のサインも1か所だけ描かせて頂いた。 |
ご自宅には玉ねぎが一面に! |
「そうだ、うちのにんにく持っていきません? 美味しいんですよ。あ、玉ねぎやエシャロットもあるわね。」
ご自宅の一角には、玉ねぎがいっぱい。あの案山子のある畑で獲れたものだそうです。
ご自宅の一角には、玉ねぎがいっぱい。あの案山子のある畑で獲れたものだそうです。
あの案山子の畑で獲れた玉ねぎ。 |
エシャロットやにんにくまで、持ってきて下さった。 |
「この玉ねぎは今年は特に出来が良くて、甘いの。刻んでラップに包んで電子レンジで温めると、辛みが抜けて美味しいの。削り節と醤油をかけたら良い酒の肴になりますよ。」
因みにお酒は…
「好きです♪」
南会津町は酒処ですからね。
因みにお酒は…
「好きです♪」
南会津町は酒処ですからね。
この案山子のお蔭で… |
多くの玉ねぎが猿に食べられずに済んだ。 |
取材もさせて頂いた上に、お土産まで、有難う御座います。ご主人や元体操着の持ち主のお孫さんにも、宜しくお伝えください。(つづく)
お土産にと玉ねぎなどを詰める奥さん。 |
庭いじりの最中、ご対応有難う御座いました。 |
因みに町のお勧めスポットや人、美味しいものを伺うと
「昔『おくらいり』って最中があって美味しかったんだけど、いま作るのをやめちゃって、そのお菓子を引き継いだ店が旧舘岩村にあったと思うんですけど…。」
では会津田島祇園祭の大屋台の様子を見てから、行ってみます。
その3「本大屋台の解体・組み立て終了 & 美味しい最中『おくらいり』とは…」は、こちらをクリック。
「昔『おくらいり』って最中があって美味しかったんだけど、いま作るのをやめちゃって、そのお菓子を引き継いだ店が旧舘岩村にあったと思うんですけど…。」
では会津田島祇園祭の大屋台の様子を見てから、行ってみます。
その3「本大屋台の解体・組み立て終了 & 美味しい最中『おくらいり』とは…」は、こちらをクリック。
町のお勧めは、「おくらいり」という最中だそう。 |
これが、奥さんお勧めの最中! |
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