2024.07.11
with a camera in Kitakata City 3-2
実はビオトープへ向かう時に、気になる幟と看板がありました。
「いらっしゃいませ」の幟と「トマト販売中」の文字です。
「いらっしゃいませ」の幟と「トマト販売中」の文字です。
ビオトープのすぐ近くに、幟の立つ家が。 |
地面には「トマト販売中」の”看板”も。 |
個人宅の駐車場にクーラーボックスが置いてあり、どうやら「1袋300円」を入れてとっていく「無人販売スタイル」のようです。開けると残り1袋! ラッキー♪
すると奥から奥様が補充用のトマトを持ってやってきます。顔出しNGという事でコメントだけ。
「今年から始めたんです。ビニールハウスでトマトを作っていて、傷があったり規格外だったりしたのを販売しています。」
すると奥から奥様が補充用のトマトを持ってやってきます。顔出しNGという事でコメントだけ。
「今年から始めたんです。ビニールハウスでトマトを作っていて、傷があったり規格外だったりしたのを販売しています。」
自宅敷地の駐車場で、トマトを無人販売中。 |
クーラーボックスの中には、最後の1袋が! |
一袋に4~5個入って結構な分量で、食べてみると、とにかく瑞々しいのにびっくり。酸味も或る程度あって、トマトを食べてる!って感じ。しかも食べ応えがあるので、これが4~5個入って300円は安い!
するとお子さんを連れたママが。
「ここに買いに来るのは初めてなんです。買ってみようかなと思って…。」
するとお子さんを連れたママが。
「ここに買いに来るのは初めてなんです。買ってみようかなと思って…。」
こちらの農家では、普段玉ねぎ・きゅうりと刻んでオリーブ油と和えて朝食で食べると言う。 |
近くの親子が、トマトを買いにやって来た。 |
お姉ちゃんは、
「トマトが好き!」
との事。ただ1袋300円のトマトは
「…重い!」
とお母さんに渡します。規格品より大きくて重いようです。でもこれで好きなトマトが思い切り食べられるね。
「トマトが好き!」
との事。ただ1袋300円のトマトは
「…重い!」
とお母さんに渡します。規格品より大きくて重いようです。でもこれで好きなトマトが思い切り食べられるね。
好きなトマトに笑顔ですが… |
重くて、お母さんへバトンタッチ。 |
こちらのトマトは、県道335号沿いで(運が良ければ?)販売しています。ビオトープも、県道335号沿いで「ビオトープ」の幟の所を折れてすぐです。
では駄菓子の“なるみや”へ向かいます!
では駄菓子の“なるみや”へ向かいます!
トマトでたっぷり水分・栄養を取ってね。 |
県道335号沿いに、幟が出ていれば買える(今はハウスものです)。 |
次に伺う「鳴海屋(なるみや)は、喜多方の中心部にありました。店主の女性にロケの趣旨を話すと、
「10分前まで裏磐梯の道の駅に商品を卸しに行っていたから、10分以上前に来たらアウトだったわね。」
そして、
「10分前まで裏磐梯の道の駅に商品を卸しに行っていたから、10分以上前に来たらアウトだったわね。」
そして、
鳴海屋は、創業1624年の老舗。最初は染物屋だったらしい。 |
危うくすれ違うところだった。店に戻ってきたばかりの店主。 |
「試食用があるから食べて。くるみのゆべしや、あんこ玉がお勧めかしら。」
くるみのゆべしは、もちっとしたゆべしの食感の奥から、くるみの歯応えとともに香ばしい香りが口に広がります。優しい甘さがくるみの味わいを邪魔しません。
くるみのゆべしは、もちっとしたゆべしの食感の奥から、くるみの歯応えとともに香ばしい香りが口に広がります。優しい甘さがくるみの味わいを邪魔しません。
小瓶の蓋を外して、試食を促す店主。 |
6種類もある! 全種類食べて良いらしい♪ |
あんこ玉は、イメージとしてはやや硬めの甘納豆。白く固まる砂糖の食感の奥から、ややしっとりした半生風のあんこが美味しい! 小豆の風味もたまりません。
「中の餡子は、砂糖じゃなくて水あめを使っているから、優しい甘さなの。」
「中の餡子は、砂糖じゃなくて水あめを使っているから、優しい甘さなの。」
素朴さが良い、あんこ玉(1袋490円)。 |
外は砂糖、中のあんこには水あめを使っている。 |
私の母の実家が製餡所だった事もあり、前々回から、各市町村の和菓子を地元の方からご紹介してもらっていますが、このあんこ玉はご当地和菓子として紹介できるのでは?
「いいえ、駄菓子よ。“駄目”な菓子。」
と冗談を交えつつ、
「駄菓子の駄は、安い値段って意味だと思います。」
「いいえ、駄菓子よ。“駄目”な菓子。」
と冗談を交えつつ、
「駄菓子の駄は、安い値段って意味だと思います。」
14~5粒入っていそう。 |
十分和菓子と言えそうだが、「駄菓子です!」。 |
実はこれらの駄菓子、こちらの
七代目が一人で作っています。作業場を見せて頂くと、
七代目が一人で作っています。作業場を見せて頂くと、
これらの駄菓子、店主が一人で製造もしている! |
店の奥の作業場へと案内して頂く。 |
「これがあんこ玉を作る時に周りの砂糖をむらなく回す為の機械。」
こういう機械を使いこなして一人で作るのですから、大変です。
こういう機械を使いこなして一人で作るのですから、大変です。
あんこ玉を作る機械。砂糖をまぶすのは、この機械だ。 |
作業を終え、ぴかぴかに磨き上げられていた。 |
「私が販売だけでなく、製造もしていると話すと驚かれるわ。今は梅雨だけど、湿度や温度で沸点も微妙に変わるから、その辺が作る上で大変かしら。」
この昔ながらの駄菓子の味が全国で好まれ、近々は千葉県にも出張販売に行くそうです。
この昔ながらの駄菓子の味が全国で好まれ、近々は千葉県にも出張販売に行くそうです。
きな粉ねじりも、店主が作る。 |
その日の天候で、作り方を微妙に変える。 |
この素朴で懐かしくも美味しい駄菓子が無くなってしまうなんて、勿体ない! 前々回お邪魔した古殿町の山形屋も、後継者がいない、継ぐ人がいれば技術は全て教えるとご主人が仰っていました。どなたかいませんか? 私はせめて食べる方で応援したいと思います。
お茶うけには、駄菓子は手軽で欠かせない。 |
後継者が出来れば、この笑顔も増える筈。 |
店主に店の商品は和菓子ではなく「駄菓子」だと言われたので、地元の和菓子のお勧めを伺いました。
「“たわらや”と言う店の10円まんじゅうが美味しいわよ。白い皮の方が小豆あんで、茶色い饅頭が白あんなの。今はさすがに10円じゃないと思うけど。」
10円まんじゅうとは珍しい。早速行ってみます。有難う御座いました!
鳴海屋は、国道459号沿いにあります。大人が楽しむ懐かしい駄菓子の数々、喜多方に立ち寄ったら是非訪れてみてください。
「“たわらや”と言う店の10円まんじゅうが美味しいわよ。白い皮の方が小豆あんで、茶色い饅頭が白あんなの。今はさすがに10円じゃないと思うけど。」
10円まんじゅうとは珍しい。早速行ってみます。有難う御座いました!
鳴海屋は、国道459号沿いにあります。大人が楽しむ懐かしい駄菓子の数々、喜多方に立ち寄ったら是非訪れてみてください。
喜多方市には”10円まんじゅう”があるらしい(今は10円じゃないらしいが)。 |
お土産にも絶対喜ばれる。個人的にあんこ玉を買って帰った。 |
因みに鳴海屋の向かいには、旧甲斐家住宅という国登録有形文化財の大正時代の建築があるのですが、
「所有権が個人から市に移って、耐震などの補強をしなければならないらしく、いま補修中で閉まっているの。ここが開くと、周りの店にも観光客が流れてくるんだけどね。(再開は)いつになるのかしら。」
外観は趣があったので、開いているなら入ってみたかったです。(つづく)
「所有権が個人から市に移って、耐震などの補強をしなければならないらしく、いま補修中で閉まっているの。ここが開くと、周りの店にも観光客が流れてくるんだけどね。(再開は)いつになるのかしら。」
外観は趣があったので、開いているなら入ってみたかったです。(つづく)
国登録有形文化財「旧甲斐家住宅」。 |
この向かいが鳴海屋。市内の路線バスもこの前で停まる。 |
まんじゅう以外も手頃な値段の理由が語られる。 |
通称”10円まんじゅう”(本当の名前は、「その3」で)。 |
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